「きみが心に棲みついた」最終回。(以下、ネタばれなので見てない人は見ないでください)

一時は最悪のシナリオも考えていたけど、ハッピーエンドでよかった!
星名さんとの関係から卒業しないことには前へ進めない。
だから、二人が結ばれるなんてあり得ないことで、彼だって自分がキョドコに依存していたなんて認める気はさらさらないだろう。

母親の最後の言葉を聞いて、母親が亡くなってしまったことで少しは消化できたかな?
キョドコが「私は星名さんのお母さんにはなれない」と言ったことも。
その答えが「Happy Wedding ー キョドコのクセに」という花束のメッセージだなんて、どこまでも優位に立ちたがる星名さんらしい。
その調子でこれからの人生、らしく生きていってほしいです。

あのネジネジを首からはずした時から、キョドコの自立は始まったんだ。
もうかなりイライラさせられたけど、一番肝心な時に吉崎さんが救ってくれてよかった。

結婚式にもなんだかんだ言いながらキョドコのお母さん来てくれたしね。
みんなに囲まれて幸せで輝いている娘を見たら、嬉しくない母親なんているわけないだろう。
それから、人気漫画家になったムロさんに、まさかの飯田さんが得意の秋田弁攻め・・
いや、意外といけるかもよ。美人に弱いムロさん一発でメロメロだったし。
結婚式が人生のゴールではないけれど、暗い幼少期を過ごしたり、過去に恥ずかしい失敗をしても、人との出会いや心の持ち方で生まれ変われる、周りも変えられるというストーリーは見ていて気持ちがよかった。



それ以上に心に残った最終回のヒロインは・・
「アンナチュラル」の石原さとみ演じる法医解剖医のミコト。

裁判のシーンで、自分で殺したことを認めない連続殺人犯の男に対して、
「あなたの生い立ちがどうだとか全然興味がない。ただ、あなたが母親のことを断ち切れないでいることはすごく同情します」と言い放ち、男がカッとなって大声で自供するシーンを見て、いろんなこと乗り越えてまっすぐ生きているミコトは強いなと思った。

UDIラボでやることは不自然な死に方をしたご遺体を解剖して死因をつきとめることなんだけど、来る日も来る日もそんな暗くて気持ち悪くて気分が萎えそうな仕事なのに、全然暗く見えないのはメンバーのやりとりが絶妙だから。

特にいい感じだったのが同僚で友だちの東海林夕子とのからみ。

彼女はより自然体であっけらかんとしてて、ミコトよりも人間観察力がすごい。
六郎のミコトへの片思いを見抜いてわざと茶化したり、高い会員制ジムの合コンパーティで失敗したり、所長さんにスイーツを買ってこさせたり。
あのおもしろ感とテンポのいい言葉のやりとりが、回りを明るくしていたんだと思う。
その割には、専門知識も豊富で、夜中の実験の呼び出しにも駆けつけるミコトの力強い仲間でもある。

他にも書きたいことは山ほどあるけど、こんな緻密で配役もドンピシャなドラマを作る人って尊敬する。
これっきりでなく、ぜひとも続編をお願いしたいです。




コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

日記内を検索