今、お世話になってる大工さんは30代後半の長身の好青年だ。

最初の見積もりでうちのおじさん(ダンナ)が、「ここをこーして、あそこをあーして・・できる?」と立て続けに要望を言うのに押されて、遠慮がちに小声で「はい、できると思います」
ちょっと頼りなくて無口で営業向きじゃないし、「大丈夫かな?」と思ったものだった。

だけど、息子に毛の生えたような若者が頼りなく感じるのは自分たちが年とってるからであって、18歳から大工一筋、この道20年のベテランはしっかりしていた。
ちゃんと独立して嫁さんと3人の子を養ってるそうだ。立派、立派!

大手のメーカーと違って、基礎とスロープは基礎屋さん、電気工事・屋根と雨樋・塗装・クロス・コーキング・カーポートと、それぞれの専門職の人たちが分業して入れかわり立ちかわりやってくる。みんな若い人たちばかりで、休憩時間の話を聞いてると面白い。

途中まではチョロチョロするKちゃんがいたので、興味深々で透明の養生シートをはぐって中をのぞいたり、工事のジャマをしたり、真似してブロックでトントンたたいて大工さんごっこ。
毎日顔を合わせるうちに、こちらまで仲良しになってしまった。

お昼寝の時間以外ずっと、テレビの幼児番組やトミカやトーマスを流していたら、
「8年前ので古いけど、うちの子もう見ないから」と、NHKこども番組の50周年記念コンサートのDVDをわざわざ持ってきてくれた。
「おかあさんといっしょ」のおにいさん、たくみおねえさん、体操のおにいさんが8年前は若~い! いつも食卓でうちのことが話題になってたのかな?  
偶然にもその日はKちゃんの誕生日で、気に入って何度も何度もリピートして見ていた。
娘を送って行った後、お返しにお土産を渡したら、一緒に寂しがってくれた。

この梅雨の長引く雨で外の工事はなかなか進まない。
今日は月末でいろいろ支払が大変だろうと思って内金だけ渡すことになっていたら、
「ご挨拶が遅れまして」と観葉植物の鉢植えを抱えて奥さんも一緒に来てくれた。
さすが若くて感じのいいお嫁さん!話を聞いていたから初めて会った気がしない。 
きっと奥さんに自分のやった現場を見せたかったんだろう。
「仕事真面目にする人だよ。また、頼むわね」って、いっぱいダンナさんの仕事ぶりを褒めておいた。
うちの息子もあんな気持ちのいいお嫁さんもらってくれたらな~(次なる夢・・笑)

若い夫婦、それぞれ協力して頑張ってる夫婦っていいな♪ 
外は雨だけど、気分が爽やか~になった。




コメント

みかりん
2016年6月30日9:43

いいね!ボタンがあったら押したいお話ですね!なんかとてもほのぼのしました。

ポピー
2016年6月30日11:09

みかりんさま〉やっぱ、小さい会社ながらも社長の奥さんだと後で思ったよ。ダンナさんのフォローをさりげなくして、お客さんの心をガシッとつかむ連携プレー!
きっと普段でも、好感度高い夫婦なんでしょうね。

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