長かった梅雨も終盤近くなり、気温も蒸し暑さも最高潮のこの頃。。
  
9日の午前中、1時間に66ミリという過去最高のゲリラ豪雨が降りまして、
あちこちで道路が冠水して立ち往生したり、タイヤ半分つかりながら走ったとか、
その時間に外に出ていた人たちがびしょ濡れで帰ってきて興奮気味にしゃべっていた。
幸い家も会社も浸水はしなかったし、仕事中で屋内にいたのでいまいち実感はなかったけど。
雨が上がって、一気にジリジリと気温が上昇し出したのはその日の午後から。

うへ~ たまらん! 今年も夏がやって来た。さらば、平和な梅雨の涼しさよ。
帰る時には青い空に白い大きな入道雲が姿を現していた。


ところで、先週半ばからとうとう、夫婦2人だけの生活になってしまった。
思えば完全に2人きりというのは、新婚時代以来のこと。

「どこでもいいから外に出て仕事したらいいんだ」と言ってたダンナも、いざ出るとなると
「普通の会社に入って、給料安けりゃ結婚するまでうちにいろ」と前日の夜まで反対していた。
出発の朝早く、まるで見切り発車するみたいに父親には声もかけず、外で待つ迎えの車に乗って出て行った。

こちらは原発からも遠いし、津波の心配もない。
大きな地震もないし、火山もないし、台風の被害も少ないホントに平和で温暖な土地。
なのに、わざわざいつも地震で揺れている東北で仕事すると言い出したお騒がせな息子。

目に見えないものが相手の仕事で、不安を挙げればキリがない。
確かに誰かがしないといつまでも手つかずのまま風化して、そこに住んでいた人たちの故郷は戻ってこない。
元に戻るまであと40年はかかると聞くと足がすくむし、いったい現地はどうなってるのだろう?
これは人生において大きな転機であり、挑戦には違いないけどー

「そんなところに行ったらお兄ちゃん余計うつになるんじゃないの?」と娘は言うし、
もう故郷に帰らず、結婚もできず、内孫も諦めなきゃいけないんじゃないか。
やっぱり続かなかったと40近くになって帰ってきて、また仕事探すことになるんじゃないか。
健康害したら、いくら給料よくてもどうにもならないのにと、不安は膨らむ一方。

でも、考えてること少しはわかる気がする。半分はやけっぱちで早く仕事について独立したい。
あと半分は高収入なのもあるけど、遠い福島の現状や、どんな仕事なのかと触手が動いて、マイナスイメージより興味の方が勝ったんだと思うのです。

まぁ、他に仕事がないのなら、一度行ってやってみるのもいいかもしれない。
行く前の健康診断もきっちりしていたし、安全が確保された上での作業なので心配ないという話だし、宿舎の近くは思ったより都会で、普通に人も歩いてるし、自転車もバスも車も走って、普通な環境らしいので少し安心!

たとえ気休めでも、そう思って無理やり自分を納得させてる私です。
いつまで親は子を心配しなきゃいけないのでしょうかね?
はー(--;)





コメント

磯野コンブ
2015年7月13日7:15

息子さん志を強く旅立って行ったのですね。
うちの息子もフワフワ危ういので常に親として人としての度量を試されてる気がします。
ポピーさんのお気持ちはどれほどかとお察しします。読んでいて他人事ではなかったわ。縁のない土地のことだしとにかく健康だけは気をつけて!と願います。

ポピー
2015年7月13日21:47

磯野コンブさま>ありがとうございます。大体、こっちのハローワークになんで東北行きの求人があるのって話ですよ。人手不足だから全国に募ってるんでしょうね。
思いもしないことを言い出して、ホントどうして普通に生きられないのかなーって思います。
幕末の志士みたいに志を持って自爆しないように、うまく世の中を生き残っていってほしいものです。

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