今日はダンナの誕生日。
ステーキを焼いて、いつもの発泡酒じゃなく特別にプレミアムモルツを奮発し、
バレンタインの売れ残りチョコを3割引きで買ってプレゼントした。

「どーせ俺には半額チョコか。」
「半額じゃないよ、3割引きです!」(せこい会話・・)

「これは中を砂糖で固めてないから本当のウイスキーボンボンじゃない」とブツブツ文句を言いながら、一度に全部食べてしまいそうな勢いだった。

息子が珍しく「お父さん、誕生日おめでとう」と電話してきた。
来月からは家族の一員に加わるんだから、少しはご機嫌うかがいしようと思ったのかな?

退学届も大学の担当の教授にハンコをもらって、学生課で受理されたようだ。
退学理由を書く欄があったので、どんな理由にしたのか聞いたら、実家に帰らなければいけなくなったので・・となんとも遠回しな表現。
でも、それで先生も納得してくれたみたい。「本当に後悔しないか?」と3回くらい聞かれたそうだ。
後悔するもなにも、ほかに選択肢はないのだからしょうがない。

私から見ると、行く大学を間違ったとか、あの時言う通りに辞めさせた方がよかったかも・・とか、この数年ろくなことはなかったとか思っていたんだけど、息子いわく「こんなに失敗させてもらえて幸せだった」と、ちょっと意外なくらい全然苦にしていない様子。。
確かにこんなに何度も失敗するには、親の理解と金銭的援助なしにはできないことで、
我ながらここまで親バカなのも珍しいとも思うんだけど、
たとえば今まで投資してきて、ここでお手上げして見捨てたら何も残らないし、
ダンナいわく「まだ何も成果を見ていない」  うん、確かに。
成果=ちゃんとした社会人になってくれること。
同級生は、大学卒業して就職して結婚して子供が生まれたという人もいるんだって。

一番の親不孝は、若くして死ぬこと。
いや、それより親不孝は、人を殺したり傷つけたりすることー
ちゃんと生きてるし、人に迷惑はかけてないし、いつでもやり直せる。

大学なんて出てようが、途中まで行ってやめようが、最初から行ってなかろうが、
社会に出てどんな人間になるか、どんな人と出会ってどういう人生を歩むのかで幸せか不幸か決まるんだし。

ストレートに就職してもうまく行かず、せっかく入った会社をやめてウツになってる友達もいるらしい。
これからどんな道を歩いてくれるのかまだまだ見当もつかないけど、
ひとまず家に帰ってきたら家賃はいらないし、食費もちょっと(いや、かなり?)上乗せしなきゃいけない程度ですむので、当分の間は長い目で見守っていようと思っている次第です。



コメント

ありす
2011年2月18日7:36

昨日は就職して結婚し、子どもが出来て・・という順調な息子さんが仕事を突然やめて家に転がり込んできた・・という話を聞いていました。「お嫁さんは時々経緯を話してくれるねんけど息子はとにかく結果しか言わないからもう頭がくらくらするわ・・」

ほんと、人生は山あり谷ありです。何もない平坦な人生なんてないんじゃないか・・と思います。その凸凹を上手に乗り越えながら進んでいけるやわらかいタイヤがいるなあ。息子さんの谷は少し深めの谷やったけど次にやってくる高い山はきっと見晴らしのいいきれいな景色が広がってるよねっ!

ポピー
2011年2月18日23:32

ありすさま>さすが!「深い谷の次にやってくる高い山はきっと見晴しのいいきれいな景色が広がってる」なんて、いいことおっしゃるわ~(^0^)
今度は少々のことではへたれない根性と、柔軟な器用さでもって頂上目指していってほしいものです。
ホントに周りを見回してもいろいろな家庭があるもんね。就職したから、結婚して孫ができたからって安心してられない。もっと悩みが複雑になってみたりするからこわいよね。

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